brilliant loss

なんかそう言う感じの。

buoyancy.

ふと調べてみたら、ずっと休館していた区民プールが復活をしていた。

神宮のオープン戦も行かずに、だらだらとしていた休日。

にわかに泳ぎたい欲がふつふつと沸いて、小一時間ほど泳いできた。

 

水に浸かっているだけで気持ちいい。

泳いでいるときは何も考えないから楽だ。

 

ストイックにターンを決めて泳ぎ続ける常連を気にせず、

25mを休み休み、泳ぎたいように泳ぐ。

 

嫌なことも、面倒なことも、思い出したくないことも、

泳いでいれば頭に浮かばない。

 

呼吸をどのタイミングでしようか。

思いの外進まない身体をどう動かそうか。

それだけ考えて、ただ泳ぐ。

がむしゃらにでもなく、ゆるやかにでもなく。

 

大昔にまだ頭が今よりもおかしかった頃、

京都へふらっと行って、晴明神社の山口宮司に占って貰ったことがある。

なにを言われたか細かいことは忘れたが、

 水辺に居たほうがいい

 これからどこかへ行くなら、琵琶湖か比叡山

この二つだけは未だにしっかり覚えている。

(確か守護聖獣は玄武で、

宮司に「あ、水辺って亀だからですか」と言った記憶もあるが定かではない)

 

ぼんやりしたい時に行く場所はいつも水辺だ。

運河や、河、そして海。

大概、どこかに行きたいは、

海に行きたいと同じ意味だ。

 

本当に亀かなにかだったのかもしれないなと、

亀よりもうまくない泳ぎでぼんやりと水に潜る。

 

浮力は身体だけじゃなく、気持ちにも作用するのかもしれない。

 

水の中はいつも静かで、あたたかい。