brilliant loss

なんかそう言う感じの。

come spring

春になると、気持ちが浮ついてふわふわする

 

とは、よく言うけれど、

僕はどちらかと言うと不安になる。

 

桜がせつなげに花開き、街灯の下に降り積もる。

雨は暖かだけれど、水の膜のように街を包み込む。

 

どこかに行きたいのに、どこにも行けない空気を醸し出す。

 

なにも変わらないで居るつもりが、徐々に変わっていく。

大きくなんて変わらないのは解っていても、変化はじわじわと自分を蝕む。

 

変わっていないようで、変わって行く僕を置いて

あっという間にどこかに行ってしまう季節を、

僕は指先で捉えることすらできずに、

呆然と立ち尽くす。

 

昨日の僕も、今日の僕も、明日の僕も、

みんな僕だけれど、

昨日の君は、今日の僕を好きでいてくれるかな?

 

そういう漠然とした不安。